




堀内 良太
2019/11/17
イラレをつかって吹き出しを最速でつくる方法をご紹介します。

まずはじめに、楕円形ツールで円をかきます。まんまるな円はもちろん、縦長でも横長でも、とりあえず円を描きましょう。

円ができたらペンツールで円の一番下部分のアンカーポイント(点)の両サイドにアンカーポイントを追加します。

そうしたら一番下のアンカーポイントを白矢印で下に引っぱればあらカンタン、吹き出しの出来上がりです。とってもかんたんです。

さらに、一番下のアンカーポイントを横にひっぱったり、さらに下にひっぱることで、違った形の吹き出しができあがります。

おまけに一番下のアンカーポイントの横にアンカーポイントを2つ追加して、一番端のアンカーポイントを下にすこし引っ張ればかわいい吹き出しもつくることができます。

動画でまとめていますのでこちらもどうぞ

そのほかにもいろんな吹き出しのつくり方があります。
これもまるい円の吹き出しですが、さきほどとは違って吹き出しの出だしを別でつくってくっつけてつくる方法です。

まずはじめに楕円形ツールで円をつくります。

次に吹き出しの出だし部分をつくっていきます。楕円形ツールで円をつくり、その横に円をスライドさせてコピーします。丁度円の半分くらいの位置に円がくるようにおいてください。

そうしたらその円の下3分の1くらいの位置にペンツールで直線をひきます。shiftをおしながらひくと直線がひけます。
線をひいたら3つを選択した状態で、パスファインダーツールで分割を選択し、オブジェクトを分割します。
illustratorのパスファインダーの詳細記事はこちら

分割できたら、一番左下の部分以外を削除したら吹き出しの出だし部分の完成です。

さきほどの円を組み合わせていい感じのポジションへ移動しましょう。よければパスファインダーで合流をおします。

このときoptionを押しながら合流をおすと、疑似的に合流させることができます。これをおこなえば、合流させたあとに吹き出しの形に訂正を入れる必要があってもカンタンに修正ができるので安心です。

パスファインダーパネル右上メニューの複合シェイプを作成、でも同じ効果がえられます。


次は、ギザギザした勢いのある吹き出しをつくっていきます。漫画でよくある、必殺技をくりだすときに使われているような、あの吹き出しです。

楕円形ツールで円をつくったら、オブジェクトを選択した状態で、「効果」→「パスの変形」→「ジグザク」を選択します。

ジグザグのパネルがでたら、大きさと、折返しの数を調整します。ポイント、の部分は「直線的に」を選択しOKをおしましょう。

これで勢いのある吹き出しができました、、が、これではちょっとやすっぽいのでもう少し手をくわえていきます。
オブジェクトを選択して、「効果」→「パスの変形」→「パンク・膨張」を選択します。
パネルがでたら、プレビューにチェックを入れて-10〜-20の間で調整してみてください。よければOKをおして完成です。

このみでシアーツールで角度をつければより勢いのました吹き出しに変わります。

元気で動きのあるPOPな吹き出しをつくっていきます。

楕円形ツールで楕円を作成したら、それをコピー(command+c、windowsならctrl+c)&ペースト(command+v、windowsならctrl+v)してたくさんの吹き出しでいっぱいになるようにかさなるようにして配置していきます。

吹き出しでうまったらパスファインダーツールでoptionをおしながら合流させていきます。すると擬似的にオブジェクトが合体します。

疑似なので、なっとくのいく形になるまで調整していきましょう。
形がきまったらこちらもペンツールで下の方にポイントを追加し、吹き出しの出だしをつくって完成です。

動画でもどうぞ。

次は言葉をはきだしたときにでる吹き出し、ではなく、頭の中でひとりでしゃべっている、考えている、もしくは相手の心に話しかけているような吹き出しのつくりかたを紹介します。

ペンツールで縦に線を引きます。その線を線プロファイルから2番目の線種を選択し、先端のとがった線に変更します。

その線をブラシツールにドラッグ&ドロップして登録します。新規ブラシのパネルがでてきたら散布ブラシにチェックを入れて登録しましょう。

次に、楕円ツールでつくった円に登録したブラシを適用します。

縦線がたくさんならんだ状態になったら、登録したブラシアイコンをダブルクリックして、円の状態を確認しながらブラシの詳細を設定していきましょう。

サイズは「ランダム」、回転の基準を「パスに設定」 その他の数字はバランスをみて設定してください。ある程度線が円をえがくようになったらOKをおします。
しかしまだ線があちこち違う方向を向いているのでもう少し調整します。
「オブジェクト」→「パス」→ 「アンカーポイントの追加」 を何回かくりかえしていくと線の方向が整っていきます。なっとくのいく形になったらOKをおして完成です。

調整をしていくことで色んな吹き出しをつくることができます。色々ためしてみてください。

動画でも確認できます。

吹き出しをつくる方法をいくつか紹介しましたが、これらの吹き出しにほんの少し調整をいれるだけでクオリティがぐっとよくなるポイントがあります。
たとえば吹き出しの出だしの部分とテキストがはいる袋のつなぎの部分を調整すると、ただの吹き出しだった袋が少しテンションの違った吹き出しに変わります。


吹き出しは、話し手が誰であるかがひと目で分かるという印的な役割がある一方、その形のあり方ひとつで話し手のテンションや状態がガラッと変わる重要なツールでもあります。

漫画やデザインなどで吹き出しを利用する場合、こういった細部にもこだわることで、伝えたい情報をより正確に伝えることができると思います。
たかが吹き出しですが、そういった小さなこだわりが、全体のクオリティを上げるきっかけになることもあるので、できるだけこだわっていきたいところですね。
以上、イラレでの吹き出しのつくり方紹介でした。

堀内 良太
フォトレタッチとイラスト作成が得意なフリーランスのデザイナー。デザインがなんだかアメコミっぽくなる習性がある。ヒップホップを愛する。
すごいです!
早速チャレンジします!
ありがとうございます!
とても分かりやすく、参考になりました!
ありがとうございます。
吹き出しって、可愛いですね。
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