
デザイナーYU
2019/04/19
ドロップシャドウといえば、スタライズを使うのかと思いがちですが、私の周りのデザイナーはボカシ(ガウス)を使うことが多いです。それは、編集のしやすさと自由度の高さが理由だと思います。
まずはスタライズから見てみます。自由度は低いですが、カンタンです。オブジェクトを選択した状態で「効果」→「スタイライズ」→「ドロップシャドウ」はい、カンタンですね。ただデフォルトのドロップシャドウはかかりすぎなんです。。パワポのドロップシャドウみたいになるといいますか。。
かかりすぎたパワポみたいなドロップシャドウを調整するために「アピアランスパネル」を開きます。ドロップシャドウをダブルクリックで、数値を調整し、若干かかったドロップシャドウぐらいにおさえました。
もう一つのドロップシャドウ、自由度の高い表現ができるのはボカシ(ガウス)です。
選択して、コピーして背面にペースト。同じ黄色の四角がコピーされました。
前面のオブジェクトを一旦選択してロックします。ロックしているので、背面が選択できるようになります。色をグレーに変更します。
フラットな影が必要ならボカす必要もないですが、「効果」→「ぼかし」→「ボカシ(ガウス)」をかけます。
シャドウは普通の四角オブジェクトなので、シアーをかけたり、角丸にしたり自由に加工して様々な立体表現のパーツとして使えます。
四角オブジェクトを変形して、グレーのカラーはベタです。それにぼかし(ガウス)をかけた例です。
四角オブジェクトを変形して、グレーのカラーはグラデーションです。それにぼかし(ガウス)をかけた例です。オブジェクトによるドロップシャドウはグラデーションがかけられるので、抑揚のある深い陰影をつけやすいです。
ドロップシャドウのよくある質問をまとめました。特に二つ目の印刷したら影が汚いなどのトラブルも多いので、ドキュメントのラスタライズ効果のはきっちり設定しましょう。
ドロップシャドウだけには限りませんが、アピアランスを同じ数値でコピーしたいって時ってありますよね。
そういうときはツールの「スポイトツール」をダブルクリック、「スポイトツールオプション」から「アピアランス」をチェック。これで設定はOKなので。
あとは対象のオブジェクトを選択した状態で、拾いたいアピアランスのドロップシャドウをスポイトツールで拾えば同じ数値のドロップシャドウを作成できます。
すごく見落としがちな設定なんです、ここ。やりかたは「効果」→「ドキュメントのラスタライズ効果設定」→「ドキュメントのラスタライズ効果設定」で解像度を設定します。ウェブの場合は、見た目でキレイかキレイじゃないかとで標準(150ppi)にしても良いと思います。
印刷の場合は必ず高解像度(300ppi)に設定してください。ドロップシャドウを含めたアピランスの効果が汚いっていうことになりかねません。
デザイナーYU
家電系のデザインを得意するデザイナー。かわいいものと甘いお菓子と秋葉原が好き。量販店をはしごして、色々な製品をチェックするのが趣味のデザイナー。
ドロップシャドウが自然にかけられるようになりました。ありがとうございます!
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