デザイナーMM
2018/12/26
ビジュアルマーチャンダイジングのことで、商品をより魅力的に見せることで、視覚的にアピールする手法です。消費者の購買意欲を換気するのが私たちの仕事です。
物を魅力的に見せるって思っているより難しく、客観的かつ冷静に商品そのものを知って、どんな場所でどんな人たちにどんな風に見せたら、みんな買ってくれるのかしら。ってことを考えながら商品を配置したり、目を引くように装飾したりします。
こんな感じです。
あまり詳細はお見せできないのが残念ですが。
比較的アクティブな仕事です。国内外問わず出張も多いですし、また、打ち合わせや現場を見にいったり等、机でじっとしている仕事ではありません。
力仕事なことも多いので、海外ですとこの仕事についている人の多くは男性です。センスや感覚的な仕事かと思われることも多いのですが、商品の配置も装飾にも全て理由があります。それに基づいて並べたり、作ったりしているのでコツを掴めむことが重要かと思われます。
また、アパレルや化粧品、食品、文房具、車など、様々な物を扱えるのも特殊な世界かな。と思っております。
特別なスキルは必要ありません。あえていうならば、同僚の皆様に迷惑がかからない程度に資料が作れるパソコンスキル。あったら武器になるな。と思うことは、流行りの物を知っていることや、好きなジャンルがあること。プレゼンテーションが得意だったり、コミュニケーションが好きだと、苦い打ち合わせも楽しい女子会になったりします。(ダメです本当は)
VMD を専門に行なっている会社もありますし、ブランド自体が VMD 部門を持っている場合もあります。そういうところを見つけて就活するのもいいですし、独立してはじめてしまうのもいいですね。
ただし基本的な事は知っておいた方が良いと思うので、初めのうちはどこかの会社に入るとか、誰かの下について働くのが良いかと思います。
今の会社の社長に誘われて働く事になりました。それまでは、空間演出やディスプレイの仕事はしたことがなく、初心者での入社になりました。VMD がどんな仕事をしているのか具体的によく知らないままでしたので初めは大変でした。
空間演出等の専門的な学校に行ったこともなかったため、師匠である社長と一緒に仕事をしながら覚えていった形になります。
どの仕事も同じだと思いますが、大変なことも多いです。そして業種全体に言えることかもしれませんが、体育会系の雰囲気があります。腹から声を出して、ビックサイトの端の方にいる職人さんを呼び止めねばならず、腕がもげそうでも重いものを持ち上げねばならず。常に顔色が悪い私にとってとても辛いことなのですが、仕事と割り切ると自然とできてしまうのでお給料というのは不思議です。
会社によって様々かと思いますが、月給は平均的な金額だと思います。時には朝から次の日まで働くので、忙しくてお金を浪費している時間がない。ということもありますが、長期休みをとって海外に遊びに行ったり、たまの贅沢はできます。
出社と退社時間はきっちり決められていませんので、私の場合は自分でスケジュール管理して好きな時に休む形になります。世間ではブラック企業が話題になっている最近ですが、本人が黒だと思えば黒だし、黒でもやりやすいと思っていたらそれでいいし。嫌ならやめたらいいし。と私は考えているので、性格によっては向き不向きがあるかもしれないです。
オンとオフをきっちり決めてしまうと、自分の人生と仕事について逆に悩んでしまうタイプなんだと思います。自宅で洗濯機を回し終わったら、郵便局でお客さんに送るものを出して、ついでにスーパーに行ってお昼ご飯の準備を考えながら、仕事で必要な資材の買い出した後に、会社に出社して打ち合わせをする。そんな働き方をさせてもらっています。
現場仕事以外は、PC があればどこでもできる仕事です。ただし荷物が亀仙人並みに重くなります。現場の工具やら打ち合わせ資料やら。どこでもできるから、どこにいても仕事してしまう。仕事のことを心の片隅にいつでも置いてしまう、とっても魅力的なお仕事です。
デザイナーMM
ハードコアな音楽とホラー映画を愛するデザイナー。PUBGの実況動画をご飯を食べながら見るのが趣味
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